妊娠を意識し始めたなら葉酸を摂取

妊娠を意識し始めたなら葉酸を摂取

妊婦に欠かせない物というイメージが定着していますが、なぜどういった理由で必要なのかまではあまりよく知られていません。
葉酸は赤ちゃんの成長に欠かせない重要な役目があり、不足すると先天性奇形や障害のリスクを高めることが分かっています。

葉酸はただ栄養が必要だからという理由ではなく、赤ちゃんの先天性奇形や障害のリスクを軽減させるために必要なのです。
特に神経管閉鎖障害のリスクを軽減するには、妊娠初期の葉酸が欠かせません。
葉酸には細胞分裂を活性化させる作用がありますが、細胞増殖に必要となるDNA合成にも欠かせない物となります。

受精して着床すると妊娠が成立しますが、この時はまだ人の形はしておらず、胎芽の状態です。
受胎から1ヶ月くらいかけて、徐々に胎児となっていきますが、この時に脳や神経、脊髄など重要な部分が形成されます。
この間葉酸が十分足りていれば、細胞分裂もスムーズに行われますので、重要な部分の成長もスムーズに行われます。
しかし葉酸が不足すると、細胞分裂がスムーズではなくなるため、神経管が閉じないなどの弊害が起こり、神経管閉鎖障害のリスクを高めます。
他にも無脳症、二分脊椎症という病気のリスクを高めてしまいます。

重要な部分が形成されるのは妊娠1ヶ月から2ヶ月にかけてです。
妊娠初期には特に必要とされているのは、こういった理由があるからです。
妊娠がわかった時には既に妊娠2ヶ月目に入っている事もおおいため、妊活開始から摂取を開始するのが良いと言われるのも赤ちゃんの成長に必要な事だからです。
実際に葉酸を摂取していると、リスクは70パーセント近く軽減できる事も確認されています。

今までは妊娠初期に積極的摂取が望ましいとされていましたが、本当の意味でリスクを軽減するには、妊娠を意識した時から、妊活を開始する時から摂取しておくのが理想です。

妊娠が分かってから開始しても手遅れという事ではありません。
あくまでもリスクの問題ですが、リスクがゼロではない以上、早めに摂取しておくのが良いでしょう。